・凪渡
原初の大精霊に連なる長命種の一人。黒髪金目の見目麗しい青年。ただし中身は幼女。年だけ取ったが、経験値が圧倒的に不足しているため、時折思考回路が極端に幼くなる。ここ数百年ほどは錬金術にドはまりしている。
・春斗
原初の大精霊に連なる亜人族。<白時の旅人>の一人であり、寿命そのものは長くないが、なぜか非常に古い時代の話をよく知っている。というのも、時代の転換点の時以外は仮死の魔法を使って疑似的に身体の時間を止めているせいである。最近面白い子供を見つけたので仮死の魔法はもういいかなってなっている。
・ルドルフ
口の悪い元軍人の青年。常に濃い隈が浮かんでいる上、額の大きな火傷後のせいでちょっとしたカタギにしか見えない。結界魔法は超一流、チートもいいところだが、それ以外はびっくりするほどポンコツ。不器用でまじめな一方、お祭り好きな一面もある。家では裸族。
・メアリー
読んで字のごとく嵐のような女性。先天的に魔術の才に恵まれている上、マナを産生する回路の数も多く、歩く魔道大砲。常識はあるものの倫理観がない。道徳もない。途方もない快楽主義者で利己主義者。接近戦が苦手だが、まず近づけないためめったに問題にならない。
・バイド
最上級職の<運び屋>である<ウィル・オ・ウィスプ>を有した青年。夜色の髪に機械の右目を持つ。この機械の右目は地底都市でもらったものらしいが、詳細は本人が語らないため不明。お気楽でフッ軽。
・秋宮
月と星々を司る大精霊の端末。正確に言えば異世界の神様の端末。大精霊の端末という認識になるが、その実独立個体と言って差し支えない。人間嫌いの物語好きな白髪金目の青年。子供っぽいふるまいをするが、中身はじじい。春斗と凪渡を「父様」と呼んでいる。
・竜胆
討伐ギルドの受付嬢。<善を憎む蛇>とも呼ばれ、その正体は魔族の一人。魔族の定義とは言葉を話す魔物であり、彼女も人間の善性を憎む立派な魔物。であるのだが、この「憎む」感情が欠落しているため魔族からもつまはじきにされていた。現在は秋水堂で厄介になっている。
・マツリ
生産ギルドの受付嬢。元は巫女の一族の次女であったが、家のしきたりに嫌気がさして出奔。<赤スグリの目を持つ女>として名の知れた魔道具師として生計を立てている。ひょうひょうとした掴みどころのない女性。
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